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BLOG 鈴木建築が提案する、
住まいにもっとも必要な10項目

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日射の重要性…

日射イメージ
冬場において日中に日光を室内に入れてあげることは…
とても重要です。昼間の日射熱を室内に貯めておくと夜エアコン代を
節約出来るより何より、昼間に貯めた熱を放熱により、夜に人はその恩恵を受けることが出来るからです。つまり、エアコンの暖房費を節約しながら
温かさを享受できるのです。
窓や断熱などの外皮性能をアップするのは快適な住環境を作るのに今や必要不可欠になっていますが、それよりも重要と言っても過言ではないのが、冬場にはどれだけの日射を取得するか、夏場はどれだけ日射を入れないかが最も重要になります。
断熱性能を語る前にこの日射取得と日射遮蔽を適切に施さないと窓の性能や断熱材をいいものにしても効果が半減するということです。
日射イメージ図
冬場は日当たりが悪くなる所は吹き抜けや高窓で日射をなるべく確保するのが重要です。上記の図のように北側の天窓は有効な場合が多いですが、南向きの天窓は夏場においては大変暑くなってしまうので注意が必要です。
下図のように夏場の南垂直面よりも水平面においての方が日射量が半端ないからです。
20141010080032a05[1]
狭小地で光が取れない場合もできれば北側の安定的な光を取り入れる方が良いです。夏場は日射を遮る、庇やすだれやバルコニーが必要になります。
よく、外部にサンシェードをやっているのを見かけますが本来は庇で遮るのが建築的な観点からみるとセオリーです。
割と断熱性の良い住まいは熱を逃がしにくいので夏場において一旦直射日光を入れてしまうと熱を蓄えてしまうので冷房を入れないと夜寝苦しいという現象を引き起こしてしまいます。これは高気密高断熱の住まいには顕著に表れてしまうので注意が必要です。よく最近でも見かけるのがこうした庇を出していない住まいが大変多く、高断熱高気密住宅を語りながら日射遮蔽、日射取得を考えきれていない設計をよく見かけます。
夏場は直射日光がもろに室内に入ってしまうともう手が付けられません。
カーテンみたいな室内で遮るのは効果が薄いので外部で対策する方が効果的です。
こうしたことを鑑みていくと夏の西日対策は意外にも重要視されていませんがとても重要なことなのです。上図のように夏場においては南垂直面よりもむしろ東西垂直面の方が日射量が多いことが分かっていますから特に夏の西日対策は必要です。東はと言われそうですが、東面はルーバー等で遮ってしまうと冬場の日射を取得できなくなるので夏の西日対策が必要と申し上げている次第です。
西日しか冬場の日射取得ができないという場合は例外としてありますが…
こうした流れはありますが、これを間取りと照らし合わせていくことが重要なので間取りとはなかなか難しくもあるのです。
こうしたことを総合的に考慮した上でZEH住宅(1次消費エネルギーを賞味ゼロにする住宅)やゼロエネルギー住宅を考えないと本末転倒であるということです。 こうしたことを置き去りにしてこれからはゼロエネルギー住宅だというのは説得力のかけらもないですからね。

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西日というのは太陽高度が下がり、西側の窓に垂直に入射してくるので熱が物凄く入ってきやすく、室内の奥の奥まで侵入してきます。夏場においては住まいにとって南側の日射よりも強力な外敵です。

これを有効的に遮断するのが外部のルーバーであったり、遮熱LOW-Eガラスが現実的には有効です。LOW-Eガラスにも断熱LOW-Eガラスと遮熱LOW-Eガラスと2タイプあるので窓方向によって使い分けることが重要です。

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西面に日除けルーバーを設けている好例

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こちらも西面に日除け外部ルーバーを設けている
吹き抜けがあると冬寒い、夏暑いという既成概念はウソ
そうした既成概念は今や昔の話…
冬場は窓や外壁、屋根、基礎の断熱を強化すれば
天井が高くても寒くなりません。
よく見かけるのが庇が全くない、陸屋根のようなキューブ上の建物、一見カッコいい外観ですが、こうした住まいで南面に吹き抜けがあり、大きな窓がとってある場合、最悪です…南面から夏場日射が直接入射しますのでもう蒸し風呂状態でエアコン効かしても冷気は下に溜まり、頭部は暑い空気が充満します。

こうした建物の場合の対策としては外部にシェードを夏場においてのみ、なんとかして取付け、冷房を2Fホールのような所から、吹き抜けを通して吹き下ろしてくるのが効果的と思われます。

こうしたことが起きないように設計の条件やセオリーを守って住まいの設計をしていかないと住まいとしての機能を果たせなくなります。
店舗のような収益が優先される建物ではお客さんの注目を浴びるようなデザインを優先するのがセオリーですがこと住宅は目的が違います。住宅の目的はあくまでも「住まうこと」であり、快適なことが第一条件だと考えます。
こうした目的を外したデザイン優先の建物が増えてしまっているのは建築家が温熱環境について理解している人が少なく、理解していても施主様の目を引く外観デザインを最優先として建ててしまって後回しにしている弊害と考えます。本来、住宅は人間が毎日の日常生活を送る場所であるという大義があるのです。住まいは巣です。快適でなければ、健康なひな鳥は育ちません。
その大目的を外している建築家が多いのも事実なのです。
住まい手はそんなこと知る由もないので、住んだ後のことを考えずにカッコよさが作り手としては後にも先にも株が上がるのでそうした建物になっていってしまいます。ホームページににカッコいい住宅が載っていれば、ここで建てたいとにわかに思ってしまうのは雄の本能上、巣をカッコよくしたいという心理が働くので否定はしません。実際私も建築家の端くれですから、美しい建物には目を奪われます。
ただここで申し上げたいのは日射取得と日射遮蔽を考えたファサードにすることが住宅では第一条件であり、それから外皮性能をアップさせることが住宅設計のセオリーだということです。何十年も住まうには“暑い寒いという生理的欲求”を避けた方が長期的には良いですからね。
庇無し外観
多分夏はかなり暑いと思います…
(注)(これは購入した写真ですのであしからず)
カーテンなどで遮蔽しても効果はあまりみられません。
話は逸れましたが、適切な日射取得や日射遮蔽された
外皮強化型の建物の場合、
吹き抜けがあると1Fで温めた空気を
2Fへもっていくことができるので効果的に
1,2Fを温めることができます。
反対に夏場は2Fのホールやロフトにエアコンを
取付け、シャワーのように吹き抜けを通して
冷気を下ろしてくると1,2F全体を冷やすことが
出来ます。
このときエアコンの使い方は「ぬる~い温度」で
使用することが重要になります。


「ぬる~い温度」とは…

冬場であれば、20℃~22℃くらいの温度で使用する
 熱い温度をエアコンの吹き出し口から出すと
 すぐに上に温風が上昇してしまうので
 足元の方が温まらず、頭部付近~天井しか温まらず、
 不快に感じる。低い温度設定で部屋を温めると
 足元から順に温まってくるので不快に感じない。
 早く温めたい場合は温度を上げるのではなく、風量を強くする。
夏場であれば、27℃~29℃くらいの温度で使用する
 外気温より少し低い温度で使用することにより、
 冷気がすぐに下に溜まってしまうことを防ぐ。
(温度が下がれば下がるほど、重たくなり、床面をはいつくばります)
 イメージとしてはぬる~い温度で2Fの部屋をまんべんなく冷やしてから、
 冷気を順に下の方に送り、1Fを冷やしていくイメージです。
温度を早く下げたい場合は、温度を真っ先に下げるのではなく、風量を強運転にした方が効果的です。なぜなら温度を下げると冷気は下へ下へ移動してしまうので
本来冷やしたい頭部の温度を下げずに足元を冷やしてしまうからです。
こうした賢いエアコンの使い方がエアコンの台数を減らし、
エアコンの節電にもつながり、ひいては部屋間の温度差を少なくすることが
できます。
快適な住環境を作るには設計段階の知恵と
住み始めてからの工夫も必要です。

SUZUKI KENCHIKU

これまでも、これからもこの地元でお客様のことを一番に考えた家づくりを。

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