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2017/08/30 カテゴリー:カテゴリ1

住宅の目的を探す

こんばんは。
今となっては当たり前のことですが、
2020年に省エネ義務化がされます。
具体的にはこの地域6地域では省エネ等級4であるUa値=0.87以上の建物は建てられなくなります。しかし現段階では等級4をクリアしていることは義務ではないため、等級4の建物になっていない住宅が多く存在することも事実です。

こうしたことを背景に今家を建てるなら等級4をクリアすることは必須である上にそれ以上の性能を高めておくことはとても重要です。なぜなら相対的に価値が下がってしまうからです。そもそもなぜこうした背景になっているのかというと、世界的にCO2二酸化炭素を減らさないといけないということだからです。世界的に環境が悪化しているからです。建物ここでは住宅が省エネになると、CO2の排出量がかなり減るからです。車はハイブリットや電気自動車と躍起になって燃費を競っていますが、石油資源をなるべく使わないことがCO2 の削減につながるからです。その分野は自動車業界が積極的にやってくれているのでまだいいのですが、こと住宅業界は義務化しないと変われないからと言ったところでしょうか。言い換えると省エネすることで効果がとても高いのが住宅だから住宅の省エネ義務化になったとも言えるでしょう。

国は公の場でCO2つまり温室効果ガスを2013年比で26%削減すると明言しています。こうした背景があるので省エネが際立っていますが、国は面子を保つためにやっている感が否めません。国民のことを考えてという大義が必要と思います。世界的に省エネというマクロで見ればそれは絶対に必要です。回り巡って温室効果ガスを減らして環境に配慮することは国民にも返ってくるからです。しかしもう少しミクロで掘り下げて考えてみる必要があると思います。

省エネ住宅を作るということは太陽光発電や蓄電池をのっければ省エネ住宅となると考える傾向にあり、外枠の性能が上げるということはどこかまだ置き忘れている所もあります。国民の健康のために住宅の性能を上げることがまず必須でそれが省エネにつながるという大義が日本にはまだまだ少ないように思います。

ただただ省エネというだけでなく、国民の健康のためにという大義がないから省エネだけに焦点を当ててしまうんだと思います。それは「本当のエコハウス」ではなく省エネという世界的の流れに踊らされた中身のないエコハウスなのです。

省エネ住宅を作ったからと言って、それが住まい手にとって健康で快適な住宅になるということは疑ってかからないといけません。

住宅は人の生活を守るものでなくてはなりません。国の面子を保つために利用されるものではあってはなりません。1に健康&安全があって、2に省エネ(光熱費の削減)があるというのが本来であり、省エネが1になっては住宅の意味が違ってきてしまうからです。あくまで国が言っている省エネは世界的に示している国の基準に過ぎません。そこを履き違えると家を建てる方向性を見失ってしまい兼ねません。太陽光は載せたけど、サッシはアルミのままという住宅が未だにまかり通ってしまうのです。見失って建てた住宅は最大限の力を発揮できなくなるのでこれから家を建てる人は注意したいところです。

こうしたことからも言えることですが住宅の場合は私は結構「順番」が重要だと思っています。

例えば、現在中古リノベーション市場が最近になって発達してきましたが、
それらはどちらかというとデザイン部分に焦点が当てられすぎてデザイン中心になっているのではと思います。当然デザインは必要なのですが、1番は耐震性や断熱性の人の安全&健康が優先されるべきであり、それが省エネに繋がり、最後デザインだと思います。これが「住宅」の考える順番であると思います。

公共の建築ではデザイン優先でも成り立ちますが、住宅はデザイン優先では成り立たなくなってきました。

まだマンションの中古をリノベするときはマンションはある程度耐震性と断熱性は担保されている傾向にありますが、中古の戸建てをリノベする場合は注意が必要です。中古住宅の耐震性を上げるということは往々にして耐震等級を1にするということが前提に語られており、耐震等級2や3にすることは不可能に近いからです。
中古住宅の耐震等級を2や3にすることは基礎をやり替えたり、壁を全面張り替えたり、ほぼ建て替えするくらいのことをやらないと性能を担保できないからです。
また、断熱性に関しても2020年基準の断熱性を担保するには相当の断熱をしないと性能を担保できないのでほぼ建替えた方が良くなってしまうという状況に陥ります。そうした煩雑さが中古住宅のリノベがデザイン中心にさせる要因ともいえるでしょう。今持っている住宅をリノベーションすることはありだと思いますが、中古住宅を買ってまでリノベーションをして住まうことは一生住まう住宅としてはお勧めできません。やはり順番が逆転してしまうと住宅の本来の目的を果たさなくなります。

ここが住宅の一番難しいところなのだと思います。車はあるものを買うか、あるものをカスタマイズするものなので選択肢は少ないですが、住宅はいろいろな要素が絡み合って難しいからこそ私は考え方としての順番は最も重要な考え方のひとつだと思います。

 

投稿者:

SUZUKI KENCHIKU

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