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エコハウスセミナーに行ってきました!

こんばんは。

先日エコハウスのセミナーに東京まで行ってきました。
エコハウスの著書も書かれている実務をされている松尾先生
の講義ということもあり、全国津々浦々の意識の高い設計事務所、
工務店の方々がいらしていたように思います。

エアコンの使い方、床下エアコンのこと、日射取得、日射遮蔽のこと
幅広い知識を実務に応用して設計されている松尾先生のお話は
以前から弊社でも取り入れ取り組んでいることの再確認と応用していくことへの
大変有意義な講義でした。

分かりやすい所でいくと、上記の写真でもあるように
以前天窓を付けるなら、北側でとブログでも書いたこともありましたが、
北側の天窓でもNGだということです。

図を見ていただいてもわかるように、南側の天窓は言うまでもなく、ほぼ100%ヒーター状態になり、夏は暑すぎます。北側の天窓でも角度計算(サイン、コサイン等)の計算をすると70%はヒーター状態になるのでやめた方がいいということです。当たり前と言えば当たり前ですが、気づかされた内容でした。

要するに「天窓は使うな!」ということです。

狭小地で設計して間取り優先でどうしても採光が取れない場合は仕方ない場合も
あるかもしれませんが、その場合は施主様に暑くなることの了解を得ないと
やってはいけないと思いました。今のような夏場には日射をとにかく入れないことこれに尽きると再確認致しました。こうしたことは一級建築士の先生であれば分かっているかというと分かっていない人も多いのです。
なぜなら、一級建築士の試験勉強ではこうしたことは全然出てきません。
こと温熱環境に関しては殆ど基礎知識のみで実際の実務のことは出てきません。
建築家の先生は美しい建物を作ることが命題であり、住むことに重点を置いて設計する先生は数少ないのです。松尾先生はこうした住む人の健康を第一に考えた設計をする私がひそかに崇めている方です。

また、以前から日射を遮るのは庇を出した方がいいとお伝えしていましたが、
そのセオリーは変わりませんが、もう少し突っ込んだ話も上記の写真のように
ありました。というのも9月の中旬くらいでもまだまだ暑い時期があります。
この9月というのは秋分の日が9/23頃ですが、その頃の太陽高度は55°くらいになり、庇をかわして日射が室内に入ってくる時期があるからです。

その時期の日射を遮るのは庇やバルコニーでは限界があるので
サッシメーカーも最近ではラインナップしてきているアウターシェードを取り付けるのも検討するのも手であるということです。

ここは非常に盲点なので気を付けないといけないなと感じました。

まだ夏場においては南側は直達日射量が少ないので東や西側の日射遮蔽を考えることの方が先決なんですが、この東と西の日射を遮ることは太陽の入射角が小さいので庇等で遮るのは不可能に近いです。なのでサッシメーカーが最近出してきているアウターシェードや外部の面格子、遮熱LOW-Eガラスが主な日射遮蔽装置になります。

 

内部のカーテンやブラインドでは30%ほどしか遮らないので70%は室内に入ってきてしまいます。外部にアウターシェードのような日射遮蔽装置を取り付ける場合、
64%は遮ることはできます。36%の流入は避けられないところが完全ではないということを表しています。

ここで言いたいのはこうしたことを考慮し、対策を講ずることが快適な室内環境を作ることができ、冷房の電気代を節約することができるということです。

これは覚えておくといいと思います。
東西に隣家が建っている場合は遮ってくれますが、ない場合はこうした対策を講じることはとても有効です。

アウターシェードは後付けも可能みたいなので既存の住まいでも夏暑くてたまらんという方は検討してみるといいかもしれません。

南側にシェードをやっているお宅は良く見かけますが、西、東は意外とやっていないお宅が多いので検討の余地有だと思います。これでなくても「すだれ」も有効ですね。ホームセンターに日射遮蔽のグッズも今の時期は売っているのでチェックしてみてください。

話は変わりますが、現在施工中のお宅です。断熱材を吹き終わりました。
こちらは内断熱方式ですが、外皮性能ではUa値=0.45を実現しています。

HEAT20のG2レベルをクリアしているのでエアコンを夏、冬使用した時に
各部屋の温度差が1~2℃程度に収まるので非常に快適です。

ここでいつも問題になるのがどの断熱材を使用するかです。
グラスウールやロックウール等の断熱材もありますが、繊維系の断熱材は施工者の施工技術が大変重要です。断熱材が膨らんだり、凹んだりして曲がって入っていると40%性能が落ちると言われています。こうしたことも段々と分かってきた事実です。昔はこんなこと知る由もありませんでした。見ると大概は曲がって隙間が出来てたりします。また、気密性能をとることがグラスウールの場合、非常に難しいのです。ハウスメーカーさんのグラスウールの施工状況を見る機会がありますが、きちっとグラスウールを施工されている所は稀と言っても過言ではありません。というか筋交いなどがあれば困難極まりない施工なのです。勿論きちっとやっているところもありますが、それを習得している施工者、大工さんは日本ではまだまだ稀なので、ハウスメーカーさんの場合、いい大工さんに巡り合うのを祈るしかありません。余談ですが私もハウスメーカーに在籍していた時期もあるのでハウスメーカーのことはよくわかるのですが、ハウスメーカーの施工者は下請けの工務店が殆どすべての工事を請け負います。言い方は良くないですがいわゆる丸投げってやつです。ハウスメーカーは現場監督をするのが仕事になります。なので現場監督にそうした知識意欲がないと下請けの工務店任せとなります。下請けの工務店が意識の高い工務店なら当たりという具合が実態です。
断熱の入れ方の技術に左右されやすいのが繊維系の断熱材なので厚みも重要ですが、入れ方の方がもっと重要なのはあまり知られていない事実なのです。

気密性能はエアコンの効きを良くするために非常に重要なファクターですから、最低限C値(隙間の面積/延床面積)を1以下にすることは必要です。ただHEAT20の指標グラフを見るとC値は1以下では殆ど暖房負荷は変わらないとも示されています。こうしたこともHEAT20を紐解かないとやたらめったらC値をあげることに躍起になってしまうのです。こうしたこともHEAT20の台頭で分かってきた事実なんですがこちらもあまり知られていません。

「C値は1以下でいいのです」

しかしC値が2以上になってしまうと、換気扇が正常に作動しなくなってしまいます。第3種換気の場合、給気口が逆流して排気口になってしまったり、エアコンの効きが良くならないというデメリットがあります。

そうしたことからも気密性能を取りやすい吹付断熱がコストの面からも
優等生であると言えます。気密性能を取りやすい外断熱の方式も採用できますが、コストの面でアップする傾向にあります。内断熱方式でも十二分にUa値を確保できますので外断熱にする意味合いが薄れてきているということも言えます。

あとは床断熱か基礎断熱かという選択もあるのですが、床断熱は基本的に床下に外気の通気を取る方式で気密性能を取るのに非常に手間のかかる作業を要します。
柱と床の部分で気密テープの施工を入念に施す必要があります。

基礎断熱方式は床下に外気の通気をしない方式で床下を室内と同等の考え方でする方式です。この基礎断熱方式ですが、弊社では基礎の内側に断熱材を貼っています。基礎の外側に断熱材を張り付ける外断熱方式と内側に施工する内断熱方式とがあります。どちらも気密性を取りやすいのでお勧めをしています。外断熱方式は断熱材に特殊な防蟻処理を施す必要があるので内断熱方式を採用しています。

またこの基礎断熱方式に合わせて床下のエアコンを採用し、床面にガラリ(通気)を設けているので床下にも空気の流れを作ることができます。空気の流れをつくることにより、湿気が滞ることを防ぎ、またエアコンを使用することで床下の空気を乾燥状態にすることができるので床下の土台等の木部にはプラスの要素として働きます。木にとって乾燥状態は強度が増したり、シロアリの観点から見てもいい方向に働きますし、1Fの床面全面を温める最大のメリットに加えて有効な手段なのです。

こうした床下エアコンの技術的なことも論理的にも実務的にも実際に採用している松尾先生の方式(他でも有名な西方先生もこの方式を採用されています)だからこそ弊社もそのやり方に賛同し、検証し採用しているここ数年の新方式なのです。だから安心して皆様にはお使いいただいております。床下エアコンはテレビ等でも取り上げられている信頼できる方式であると言えます。ただし、技術的なことは知識と経験がものを言います。ただ単に床下にエアコンを設置しても効果は得られないので注意が必要ですから、技術の確立していないところには安易に依頼しない方がいいです。

床面を温めるということは冬場において本当に気持ちいいものです。頭寒足熱の状態を作れるので室温が20℃でも全然寒くありません。むしろ頭の付近の温度は低めなのでのぼせることがなく、頭の回転が良くなりますから勉強ははかどります。冷え性の改善にも効果を発揮します。

1,2F全室床暖房を採用しているメーカーもございますが、やはり光熱費とイニシャルコストはそうはいってもかかるのでこちらの方式の方が良いと思っています。

雑誌等でにぎわいを見せているパッシブハウスなどでUa値が0.3だとか0.2だとかの住まいは寒い地域では有効なのであって関東以西ではここまで上げても快適性に関しては効果が薄いということです。これは私にとっては衝撃的な事実でしてUa値競争の終焉と言ってもいいんですね。

繰り返しになりますがHEAT20のG2レベル以上の建物にしても快適性はあまり変わらないということです。G2レベル以上にすると光熱費の削減効果は見られますが…コストとにらめっこすることになります。HEAT20の台頭は施工者の迷いをなくし、適切に消費者に根拠をもって説明できる温熱指標なのです。

またまた話は飛びましたが、下記の写真のような施工では室内で発生した湿気を逃がす構造にしていますので内部結露が起きない構造にすることは長寿命化を見据える住宅としては大変重要なのです。壁体内の内部結露計算も行いますので安心です。

このように外皮性能をアップしつつ、日射取得、日射遮蔽を考えることがエコハウスを作るうえで非常に重要になってきます。

これらをやった上で、太陽光発電を載せると非常に有効になるわけです。

 

吹付断熱

 

話は長くなりましたが、自宅でシャワーヘッドを交換しました。

シャワーヘッドを交換して水量を減らすことができれば、水道代を節約するだけでなく、給湯代を節約できるので一石二鳥の光熱費節約に寄与するので
検討してみるのもアリですね。

給湯費は光熱費の中でも結構な割合を占めていますので交換することで
効果が上がるのだと思っていますが、使い方によりけりです。
湯を貯めずにシャワーを多用する方はかなり有効かもしれません。

湯を貯めてシャワーをあまり使用しない方はあまり効果がないと思います。

私は結構シャワーだけで済ませるたちなのでやってみようと思いました。

 

取り替えた結果がどうなったかはまたご報告したいと思います。

節約費が顕著に出れば良いのですが…

もともとのシャワーヘッドと新しいシャワーヘッドでどれくらいの水量を節約できるのかは使ってみないと正直分からないので現段階ではなんとも言えませんが(笑)裏面には50%程度節約できると書いてありますが、今のシャワーに対して言っているわけではないので使ってみなきゃわかりません…

まあ、期待せずにとにかくやれることはどんどん試してみます…

そしていいことはどんどんご紹介していきますね。