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色は対比で考える 楽しい家づくり
以前の「色が家にもたらす効果とは」
のコラムでも解説しましたが、自分たちの想い描く住宅建築には色の効果は欠かせません。
どんな色を使って、自分たちの家を表現するのか。
活動に応じて適切な色を使用し、快適な空間づくりにするのかは、最終的にはお客様の腕にかかっています。
そして色遣いももちろんですが、色の効果も有効的に活用することも大切です。
どんな色を使い、アクセントしてどんな色を効かせるかということです。
今回は色のもたらす効果を有効にするための色合わせについてご紹介していきましょう。
三原色が色の基本
色と言ってもこの世の中にはたくさんの色があり、色に囲まれて生活していると言っても過言ではありません。
この世の中にはいろいろな色があふれていますが、色は基本的に色の三原色により作られています。
それは光の三原色(RGB)と色の三原色(CMYK)です。
色の領域に関して基礎となる色になります。
光の三原色RGBとは、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の頭文字から取っています。
この三色が合わさり構成される色で、パソコンやテレビなどのモニターは光の三原色によって色が作られています。
合わせることで明るくなる傾向がある混色方法です。
色の三原色CMYKは、シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)から取っています。
特にシアン・マゼンダ・イエローで思いつくのは、プリンターインクです。
この色合いを調整しながら、プリントを可能にしています。
こちらは合わせることで暗くなる傾向がある混色方法になっています。
表現できる色は、色の三原色が約1億色、光の三原色は約1600万色と言われています。
住宅のイメージにも関係する効果とは
空間を感じのいいものにするのか、居心地の悪い空間にするのかも、色同士の組み合わせも大きく関係します。
色とはとても奥が深いものです。
<無彩色と有彩色>
いろいろな色がこの世の中には存在していますが、その種類は大きくふたつに分けられます。
白や黒、グレーといった色味のない色彩を「無彩色」。
それ以外の色彩を「有彩色」として分けられます。
無彩色はどちらかと言えば単調なイメージに感じられますが、コーディネートする人によっては有彩色よりも効果を発揮させる場合もあります。
使い方でインパクトを与えられるのが、無彩色なのかもしれません。
有彩色に関しては、イメージとしてはっきりと主張する色から淡い色までさまざまです。
選ぶ種類が多いことは確かに選択種が広がります。
一方では使い方を効果的にしなければ、魅力も半減してしまうとうことです。
色を魅力的に、そして効果的に利用するためのポイントをご紹介します。
いろいろな色を利用する場合、とても重要なのが「色の三属性(三要素)」です。
これは色の魅力を高めるためには、とても大切なことです。
この色の三属性(三要素)とは、明度、彩度、色相 の三つです。
この三つの違いをしっかりと把握しましょう。
<明度>
明度とは言葉の通り、色の明るさ度合いを表します。
一番明度が高い色は、白色。そしてその反対に一番暗いのは、黒色です。
文章で書くとなかなか伝わりづらいですが、下の写真のように明るさを変化させてみると同じ物でも把握しやすいです。
こちらは明度を変更してない写真です。白などの無彩色の中に青や赤、黄色などの有彩色が生きてきます。
こちらは明度を暗く設定した写真です。
有彩色も無彩色も同じように沈んでしまいます。
色を活かすためには、明るさをうまく活用することが大切ということなのです。
そのために住宅ができることと言えば、自然の光が入る間取りや窓の配置の工夫をすること。
そして照明などを有効的に使い、過ごしやすい空間を目指すことなど、たくさんできることはあります。
<彩度>
彩度とは、色味の強さを表しています。
彩度が高い色は、純粋な色(純色:ピュアカラー)になります。
明度が高いと鮮やかな色合いになり、彩度が低くなるとくすんだ感じの色になります。
これも同じ写真で比較してみましょう。
こちらは元の写真です。何も手を加えていません。
こちらは彩度を最大限上げてみました。色合いもくっきりとして、各色ごとに強調している感じです。
今度は彩度を落としてみました。
鮮やかさも消え、淋しそうな空間が連想されます。
選ぶ色使いももちろん大切ですが、その色をどう活かす工夫ができるのかにより、完成度の差が大きく変化します。
この彩度は、家具やインテリアのセレクトに活かしていけます。
すべてが彩度の強めなものをセレクトした場合、空間に安らぎ感を与えるというのは難しいかもしれません。
自分たちの空間のどこを強調して選ぶのかなどの工夫により、空間は見違えるように変化します。
そう考えていくと家づくりをもっとワクワクさせてくれます。
<色相>
色相とは、その色が持ち合わせている色味の違いを表します。
上のカラーは、すべて基本が赤になります。
このように赤と言っても、違いがあるのです。これが色相(色合い)です。
空間の広さや快適性は、スペースの広さも大きく影響しますが、色の組み合わせや家具などの配置によっても大きく変化します。
色相にもパターンがあります。
類似色相:色相の隣り合わせの組み合わせを指します。
例えば暖色系の類似色相をセレクトすると、全体的に明るく、温かみの感じる空間になります。
補色:色相は下の画像のように、円で色の違いが表されています。
色の反対側に位置する色との組み合わせを指します。
例えば黄色系の色を選んだ場合、その反対は紫系の色になっています。
まったく反対の要素を持ち合わせた色通しなので、お互いの鮮やかさを強調し合いながらも引き立て合う効果を持っています。
例えばガーデニングでも同じ配色の花を育てるより、補色同士の花をセレクトすることにより鮮やかな彩りになります。
そしてお料理でもそうです。
赤の反対側は、緑です。
サラダの緑の中にトマトの赤を加えるだけでも、鮮やかさは段違いにアップします。
家づくりにも、家での快適な生活のためにも、補色の効果は覚えておくといろいろな効果が望めます。
このように色の違いはイメージを大きく変えるのです。
色のバランスをうまく取りながら、自分らしい空間作りに活かしていきたいものです。
他にも3色組み合わせるパターン
同系色の3色を組み合わせるパターン
上の写真のように補色系を組み合わせるパターン
上の写真のように3色組み合わせるパターン
他にも4色組み合わせるパターンなどもあり、
色の組み合わせは奥がとても深いです。
上級者向けにはなりますが、インテリアの上級者はこうしたことを考えながら、雑貨や家具などを選んでいます。
色をうまく使いながら、空間を広く演出しよう
空間の広さには制限があります。
色の配置をうまく活用することで、空間を広く見せることも可能なのです。
空間を少しでも広く感じさせるためのポイントをご紹介します。
<空間を広く見せるポイント1 壁などの空間を淡い色にしましょう>
淡い色の壁紙をセレクトすることで、開放的で空気感のある環境になり、広く感じます。
また淡い色の壁紙で床を重厚感のあるダークカラーをセレクトした場合、空間のメリハリも演出できます。
<空間を広く見せるポイント2 色使いの映える窓や仕切りを使うのも効果的>
先ほど明度や彩度の解説をしてきましたが、いくら色使いが完璧でもそこに光がなくては効果も半減します。
光を多く取り込む工夫はもちろん、取り込んだ光を遮断しない工夫も大切です。
見通しを高めることで端から端まで見渡せ、光を取り入れることも可能になってきます。
これからマイホームを検討している方は、こんな部分も頭の片隅にいれ、自分らしい空間作りに役立ててくれたらうれしいです。
弊社ではこうしたことを考慮して住まいのホームステージングをお引渡し時に無償で行っておりますのでお気軽にご相談ください。
私たちと一緒に家づくりの楽しさを体感しませんか?
家の色使い間取りの工夫などにより、変化します。
快適な家を作ること。
家族が笑顔で、健康に過ごせる家を作ること。
これを現実にすることは、言葉にするよりも難しいことです。
お客様の想いを、希望を叶えるために、私たち家づくりのプロがいます。
人により希望する形や重要視する部分は、大きく違ってきます。
家づくりは人生の中でもビッグイベントひとつです。迷い、悩み、検討し。
一歩ずつ形になっていきます。
本来、家づくりは希望にあふれた楽しいものです。
自分たちだけで悩まずに、こんな家にしたいなど私たちと一緒に考えてみませんか。
鈴木建築は三代にわたり北名古屋に住んでいる地元密着の工務店です。
お客様の声に寄り添った家づくりを鈴木建築は心がけています。
北名古屋地区での家づくりの相談、住宅に関する不安や心配ごとなど、お気軽に鈴木建築にご相談ください。
お客さまの困りごとにいつでも対応できる!「お家の町医者」を目指し、一棟一棟心を込めて安心をお届けします。
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これからも皆様の住宅計画に役立つお手伝いをさせていただき、安心・信頼の技術とサービスをご提供させていただきます。
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鈴木建築は皆様の家づくりのお手伝いをさせていただき約50年。
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時代に合った家、生活スタイルに合った家づくりを
今後何十年もこの鈴木建築で創り上げていこうと想っています。
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