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冬の室温が快適性を左右する 家づくりの基本
家族が健康で過ごせる家づくりを。
言葉にするのは簡単ですが、行動を考えるとなかなか難しいものです。
そして今年は新型コロナウイルス感染症(COVID(コビット)-19)も発生し、日常の生活を脅かしています。
一年中病気は存在していますが、今回の新型ウイルスも含めウイルスやさまざまな疾患などの増加は「秋口から冬」などの寒いシーズンに多く発生しています。
家族のために、日常の生活を健康に過ごすためには、「冬の室温調整が重要」なのです。
部屋の温度を適切に保つ工夫を家づくりの中に取り込むことで、心地よく過ごせる・生活の質向上にもつながります。
寒さ対策をしっかりと行うことで、健康的に過ごせる家に変化するのです。
快適な我が家を作るための家づくりのポイントをお教えします。
世界から遅れている 寒さ対策
三代にわたり北名古屋で家づくりのお手伝いをさせていただいている鈴木建築ですが、家づくりについて研究する中で「岩前篤先生」の動画や論文などを拝見し研究も行ってきました。
岩前篤先生は、2003年より近畿大学建築学部にて教授をなさっています。
現在は建築環境システム研究室にて、建築物内外の温熱・湿度・空気環境とエネルギーについて研究をされており、家族にとって生活の基盤となる良い家づくりのためのアドバイスとして下のようなことを問題視しています。
「日本の住宅の問題点、それは室温の低さにある」ということです。
岩前篤先生が室温の低さを問題視することは、世界から見た日本の状況からもうかがい知ることができます。
全世界の中でも寒さの厳しい国と言われるロシアの情報サイト「Arguments and Facts」(引数と事実)では、世界各国の冬の平均室温(2018年)を表したビジュアルデータ化したものが掲載されています。
日本よりも寒いはずのロシアの平均室温は、24℃。日本は10℃と差は14℃もあるのです。
どちらかと言うと日本の暖房は、寒いから暖房で室内を温かくしているというイメージです。
一方世界の暖房は、家の室温をどう快適に保つのかを視野に入れた暖房のように感じます。
日本にはありませんが諸外国においては、法規制の元寒さ対策をしないのは“人権侵害”とみなされる地域もあるのです。
日本の住宅の多くが平均10℃前後という室温から温かな空間へ移動した場合、急激な温度差が体にとって悪影響を与えます。
そして急激な温度差だけではなく、低い室温状態も徐々に体力を奪われ、抵抗力を低下させてしまいます。
家を建ててしまってからでは、遅いのです。
建てる前、家づくりの期間だからこそ施せる工夫やアイデアがあるのです。
家族の健康を守るため、快適な空間を作るため。室内の温度について考えた家づくりをしてみましょう。
どのくらいの室温が過ごしやすいと感じるのだろうか
世界から見ても平均室温の低いとされる日本ですが、では一体どのくらいの室温が適温とされているのでしょうか。
人が室内にいて快適に過ごせる一般的な室内の温度や湿度は、季節によっても違いがあります。
一般的な基準としては、下の表のようになっています。
温度 | 湿度 | |
夏場 | 25~28度 | 45~60% |
冬場 | 18~22度 | 55~65% |
日本は春夏秋冬、さまざまな四季が楽しめる国です。
夏場はどうしても温度が上がりやすいため、湿度が高くなってしまうとジメジメとした感覚が体にまとわりつきます。
また冬は温度が低下しやすく外の空気も乾燥しやすいため、湿度も夏場より高めの方が過ごしやすいです。
そのために室温だけではなく湿度の調節も欠かせないのです。
どう温度と室温の関係性を保ち、不快感を少なくすることが大切なのです。
家の構造や建て方を考えて作ることにより、断熱性や気密性を高めることも可能になります。
そういった目に見えないけれど重要な環境を整えることで、疾病の減少や動きやすい環境になることからの行動範囲の拡大、
入浴時のヒートショックなどの危険防止や子どもたちの集中力の維持効果など、さまざまな効果が期待できるのです。
室温を上げることにより、体も活発になるのです
上で上げたように、温度や湿度の変化により体には見えない影響を与えます。
私たちの体を守る体温と室温は、密接な関係にあるのです。
私たちの体を守ってくれる免疫システムは、体温と密接に関係しています。
免疫システムが低下することにより、新型コロナウイルス感染症(COVID(コビット)-19)やインフルエンザ、ノロウイルスなどかかりやすい環境になります。
体温が1度下がると免疫力は30%低下し、一方体温が1度上がることにより免疫力は500~600%もアップすると言われています。
免疫力が上がるとは、白血球(好中球、リンパ球、好酸球、単球、好塩基球の総称)の数が増えることです。
体温が上がることにより、白血球の数だけではなく、白血球の元来持つ能力や精度がアップするため免疫力が上がるのです。
体温を上げ白血球を元気にし、血液の流れを良くすること。
白血球の数が減少すると、免疫力が弱まって病気にかかりやすくなります。ウィルスも体温が下がると免疫力が低下し、かかりやすくなります。
白血球というと白血病を連想し、イメージが良くないですが、白血病は正常な血液(赤血球、白血球など)が減少して
白血病細胞のみで占めると起こる病気なので白血球が多くなると起こる病気ではありません。
免疫力を高めるためには家づくりからできることはたくさんあるのです。
ウィルス対策としての予防の観点から他にも換気や湿度に関しても言えることがあります。
その記事は次回書きたいと思います。
家づくりでできる 寒さを逃がさない方法
体温を上げる、体温を下げないためには、家の気密性断熱性を高めることが重要です。
そして家の中で温度が逃げやすいポイントとなるのが「窓」なのです。
一生懸命部屋を温めようと暖房をしていても、熱が窓から流出してしまっては意味がありません。
部屋の寒さ対策を考える時、熱の流出を抑える窓の「断熱」を検討することはとても大切なのです。
窓やサッシの大手メーカーYKK apのホームページでは下のように解説しています。
※数値はYKK AP算出です。算出条件はこちら
出典:様々な困りごとを解消するリフォーム商品や方法をご紹介|YKK ap https://www.ykkap.co.jp/reform/season/winter_reform/01.html
家の熱は天井や屋根、換気、外壁、床などさまざまな部分から流出していますが、窓からの流出が多いのです。
サッシや窓に工夫を施すことで、寒い外気の侵入も抑え流出する熱も防止することができます。
断熱性の高い樹脂サッシやLow-E複層ガラス(※1)に変えるだけでも変化が現れます。
※1:複層ガラスの室内側ガラスをLow-E金属膜でコーティングしてある製品です。
太陽光を採り込み、冬の暖房熱を外へ逃がさないなど、心地よく快適に過ごせるように配慮されています。
不快な結露の発生も防止しカビやダニなどのアレルゲンも削減が見込まれます。
北名古屋での快適な暮らし 私たちと作ってみませんか
快適な家を作ること。
家族が笑顔で、健康に過ごせる家を作ること。
これを現実にすることは、言葉にするよりも難しいことです。
当然のことながら、家づくりにかけられるご予算には限りがあります。
本来、家づくりは希望にあふれた楽しいものです。
鈴木建築は安心して暮らせる住宅の建築はもちろんですが、家づくりの不安の解消、土地の相談、住宅ローンの相談など、家づくりのすべてをサポートしています。
また、保険の見直しなどお金に関するファイナンシャルプランを専門家からのアドバイスを元に住宅ローンの借入金額を決めるアドバイスなどを無償で行います。
ご要望の方は仰ってください。
専門家との時間を作らせていただきます。
自分たちだけで悩まずに、こんな家にしたいなど私たちと一緒に考えてみませんか。
鈴木建築は三代にわたり北名古屋に住んでいる地元密着の工務店です。
お客様の声に寄り添った家づくりを鈴木建築は心がけています。
北名古屋地区での家づくりの相談、住宅に関する不安や心配ことなど、お気軽に鈴木建築にご相談ください。
お客さまの困りごとにいつでも対応できる!「お家の町医者」を目指し、一棟一棟心を込めて安心をお届けします。
地元で頑張り続けて50年!
これからも皆様の住宅計画に役立つお手伝いをさせていただき、安心・信頼の技術とサービスをご提供させていただきます。
住宅のことは鈴木建築になんでもお任せください!
株式会社 鈴木建築 URL:https://suzuki-kenchiku.co.jp/
住所:愛知県北名古屋市片場大石9-1 電話:0568-23-8766
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宿るべき 家が家族と ここにある・・・
鈴木建築は皆様の家づくりのお手伝いをさせていただき約50年。
100年、200年もつような究極の家を作ること。
時代に合った家、生活スタイルに合った家づくりを
今後何十年もこの鈴木建築で創り上げていこうと想っています。
新築住宅のことから各種リフォームのことまで
何でもお気軽にご相談ください。
地元を愛し、地元を良く知る私たちだからこそできる提案があります。
あなたの想いをカタチにするお手伝いをしています。
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