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吹き抜け作る派?作らない派?

こんばんは。
本日はちょっと小難しい話をしたいと思います。
最後までお付き合いください。

 

今まではどちらかというとUA値や気密性、
サッシをアルミではなく、樹脂サッシに
した方がいいという話が中心でした。

 

しかしながら、それも当然大事なのですが、
これからお伝えする部分も気にした方が、
さらに住環境が快適になる更には暖房費を
削減できる省エネ手法について話をしたいと思います。

それは「日射熱利用」ということです。
簡単に言うと南側から光を取り込もうということです。

 

これは当たり前と言えば当たり前なのですが、
意外とできていないケースが多いので敢えてお伝えします。

 

 

今回実邸でこのようなケースをシュミレーションしました。

日影図を作成し、どのように光が入るか
検討しながら、

❶リビングに吹き抜けを作り、光(日射)を多く取り入れた(UA値0.47)

 

 

 

 


❷リビングに吹き抜けは作らなかった(UA値0.46)

 

 

 

 

以上のように吹き抜けの有る無しの場合を
シュミレーションし、

 

 

 

 

 

①室温にどのような違いが表れるか
②年間通して冷暖房費用にどれ位の差額が生まれるか

 

 

 

 

 

 

①の結果
吹き抜けのあるプランの方が吹き抜けの無いプラン
に比べて0.7℃~1.6℃高くなりました。
吹き抜けの無いプランの方がUA値が低いにもかかわらずです。
(通常UA値が低い方が断熱性が高いです)
吹き抜けから取り込む日射の威力が良くわかりますね。


写真の左側が吹き抜けのある場合
写真の右側が吹き抜けのない場合

 

 

 

②の結果
吹き抜けのあるプランの方が吹き抜けの無いプラン
に比べて1年間で約7,500円程度の冷暖房費の差額が生まれました。

右下の部分に年間冷暖房費の差額が―7,527円とシュミレーション結果が出ました。

 

 

 

 

 

まず吹き抜けがあると寒くなると思われている方、
それはある程度のUA値が確保されていなかったり、
サッシがアルミサッシだと寒くなります。

 

 

 

 

 

高気密高断熱で吹き抜けの有るプランでは冬場において
日射を多く取り込んで室内に熱を蓄えることが
できるので吹き抜けの無い場合より暖かくなるのです。

 

 

 

 

 

もっと言えば
吹き抜けのある方が室温が1℃以上高くなるので
全体エアコンの温度を下げることを考慮すれば
更に冷暖房費を下げることも可能になります。

 

 

 

 

 

いかがでしょう!?

 

 

 

 

 

 

吹き抜けは空間的に開放感を作るだけでく、
温熱環境的にも有利な方向に働きます。
いいことづくめです。
ただし、これは高気密高断熱の住まいで、
夏場の日射遮蔽をしっかりした場合に限ります。

 

 

 

 

 

 

吹き抜けはあくまでも南側に作ることを
前提としてお話しております。
北側に吹き抜けを作っても温熱環境的には意味はありません。

 

 

 

 

 

日射を取り込める南側の吹き抜けはとてもかなり
効果を生んでくれるのでプランを作成する上では
吹き抜けを絶対条件にするくらい優先順位を上げて下さい。

 

 

 

弊社ではこのような日影を考えた窓の配置、
日射取得を考慮してプランの作成を行います。
温熱環境的に有利になるように省エネルギーの観点からも
有利になるように貴方の住まいを設計します。

 

 

 

 

 

 

 

日射取得したその先は蓄熱材を用いると
昼間蓄えた熱を夜に放熱してくれるので
素材選び、色選びも関わってきます。
その話は次回にします。