Blog家ブログ

ホーム > ブログ > 【パッシブデザイン】通風をうまく利用する

【パッシブデザイン】通風をうまく利用する

こんばんは。
パッシブデザイン勉強会に参加してきました。

 

<パッシブデザインの定義>

建物の在り方を工夫して、建物の周りにある自然
エネルギー(太陽、風)を最大限に活用・調節
できるようにし、高い質の室内環境を実現させながら、
省エネルギーに寄与しようとする、建築設計の
考え方とその実際的手法。

 

今日はその一部をご紹介したいと思います。

 

以前から断熱の重要性、日射取得・日射遮蔽
の重要性をお伝えさせていただいておりますが、
もうひとつ新しい発見があったので
シェアさせていただきたいと思います。

 

それは通風を上手く利用すると
いうことです。

 

通風と言っても細かく細分すると
いろいろあるのですが、

 

風向きを考慮に入れることを
考えたいと思います。

 

 

 

 

この通風というのは夏の夜に
室内の温度が外気温より高い場合に
有効なので、夏の昼間には適用できません。
もちろん冬にするものではないです。

 

 

 

あくまでも外気温の方が室内より涼しくて
室内の温度を下げたい場合、季節に有効ですので
ご理解ください。

 

 

 

 

 

いわゆるナイトパージという考えに
近いのですが、涼しい外気温を室内に取り込み
内部に溜まった熱を排熱することに
より、「涼」を得るものです。

 

 

 

 

その室内に風を取り込む場合は
殆どの場合、夏の夜に行います。

 

 

 

 

 

それで夏の夜の風はどちらから
吹くのかということをある程度
予測したうえで、窓の開き方を工夫すると
いうもです。

 

 

 

 

 

 

例えば北名古屋市の夏の夜の風は
どちらの方角から吹くのか、

名古屋市の実測データを抽出してみると

 

 

 

 

8月の就寝時(23時~6時)においては
南東 20%
北北西 11%
東南東 10% …と続いていきます。

 

反対に豊田市においては
これまた全然違う方角から風が
吹いています。

ほぼ北東の方角から吹いているのが
分かります。

このように地域によって
風の吹く方角には違いがあり、
夜と昼でも吹く方角は変化します。

 

つまり、名古屋の場合は
南東や北北西を意識して窓の配置や
形を考えると風が室内を通り抜けやすくなり、
室内の熱籠りをとってくれやすくなり、
涼しくしやすくなります。

 

また、その方角の窓を開けておくことも
有効になります。

 

こうした自然の摂理を利用して
住まいを快適にすることも考え、
設計に加味していきたいと思います。