メンテナンスフリーという現代造語に
我々建築家は踊らされてないか?
素材選定が改めて大事だと
気付かされます。
以下 〜住まいから暑さ寒さを取り除く〜
荒谷 登著
「メンテナンスフリーよりも
手間を掛けて、その価値を高めることに
参加することが大切で、かかわりを通して
愛着を深め、価値を共有し、価値そのものを
引き継いでいく。
古さを生かすにはその素材も大切で、
古くなって美しくなる材料には厚さと
吸水性が大切だと言われています。
分厚い木材やレンガは風雨にさらされ、
年月を経て風格を増しますが、
薄い合板や吸水性のない鉄板、
特にプラスチックなどは年を経て美しさを
失う材料の典型です。
日本で多用されるタイルはレンガの模倣と
思われますが、吸水性を嫌う材料で
レンガとは逆に新しさを誇る材料です。」
〜住まいから暑さ寒さを取り除く〜
荒谷 登著
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