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2023.03.14

モデルハウス建築中!

北名古屋市のモデルハウス
こんにちは。
お待たせしております。
モデルハウスの建築を進めております。

吹抜に面したコーナーの大窓は役割を分割すること
で、夏場遮蔽のスクリーンを下ろしても採光窓とし
て機能しています。

また、蒸暑地域ということもあり室内は
ミネラル系の仕上げを多くし土蔵のように熱容量を
上げており、ラウンジスペースは既存作業場の北側と位
置づけし、暗く静かな場所をつくりだすことで陰と陽の場
所をシームレスに繋いでキッチンから一直線に視線
を通して空間に抑揚を持たせています。

十分に断熱された屋根はナイトパージと排熱窓により
日変動によって基本的な涼房としています。
蒸し暑さが続く季節には放射冷房と通風による
気流との組み合わせであくまでも自然な体感に
近い環境をつくっています。

名古屋のような蒸し暑い夏にミネラル系の土を間仕切り壁に
相当量の土を投入することで、内壁と内土間は洞窟のような
吸熱作用を促し、分厚く内外断熱された外壁面は
表面温度が空気温度より低く、放射冷房により
体感温度を低くすることができます。

この度のモデルハウスで表現したいことは
有償の電気エネルギーによる冷暖房は強力で
ひとたび電源を入れれば、室温を一定に制御できますが、
本来地球上にある無償の自然エネルギーや生活熱は
ひとつひとつは弱いエネルギーですが、
しっかりと断熱された空間ではそのエネルギーは
むしろ暖房の主電源になります。

省エネの観点で言えば、まずは無償のエネルギーを
活用しきることが省エネの入り口であり、
空調前提の考え方に一石を投じます。

空気を温めるより、房(部屋の側)を温めるのが
本来の暖房であり、空気を温めても
人の肌感(特に日本人)は日向ぼっこのような
じわっとくる温かさを得にくいです。

また設備主導は100年単位でみれば、
メンテナンス、交換を余儀なくされるもので
長期に渡って維持することは維持費と労力が伴います。

使用する素材を選定し、新建材中心の家づくりから
吸水性と厚みのある素材で構成することで
長期に渡って維持していける住まいです。

 

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