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2023.12.19

住宅づくりの工夫でできる 省エネ生活を目指す

環境問題への取り組み スタッフブログ 断熱・気密(性能) 光熱費
同じように見えて私たちの生活は、日々変化しています。

 

その中でも私たちが過ごす「住宅」は、家族の営みの基本となる部分です。

 

そのために家族が笑顔で過ごせる、健康的に過ごせる家づくりが重要です。

 

今回は家づくりに取り入れたい「省エネ」に着目してみましょう。

 

省エネに対する価値観も、進化しています。

 

省エネ生活をするために、取り入れたいこともご紹介します。

 

 

省エネ生活とはどんなこと

 



 

私たちが生活を送る上で、さまざまなエネルギーを消費しています。

 

日常生活に欠かすことのできない電気やガス、水道など、

 

たくさんの恵みの元に成り立っています。

 

太陽光発電や風力発電など、新たなエネルギー開発も日々進んでいますが、

 

やはり地球資源に頼っている側面は否めません。

 

省エネルギー生活は今あるエネルギーを有効的に活用することにより、

 

私たちの生活にも潤いを与えてくれますが、それだけではありません。

 

省エネルギーは、エネルギーの安定供給確保と

 

地球温暖化防止の両面の意義を持っています。

 

私たちひとりひとりの行動や考え方によっても、大きな影響を与えるのです。

 

住宅の省エネ性能の柱とは

 

私たちの生活の中で省エネルギー生活を実現するためには、大切なポイントがあります。

 

それは① 断熱 ② 気密 ③ 日射取得・日射遮蔽 の三つです。

 

この三本柱を重要視することで住宅の省エネ性能は、大きな違いを生み出します。

 

 

① 断熱

 

断熱とは壁や床、屋根、窓などを通して、住宅内の熱の出し入れを少なくすることです。

 

外からの熱を家の中に入れない。

 

家の中の温かさを外に漏らさないなどが当たります。

 

こういった熱の移動をなるべく減らすことで、少ないエネルギーで効率よく

 

暖冷房を行うことができ、快適性を保ちます。住宅の断熱性能は、

 

「外皮平均熱貫流率」(UA値)で示され、数値が小さいほど省エネ性能が優れているとなります。

 

 

② 気密

 

①の断熱性だけを高めても、省エネにはつながりません。

 

断熱と気密を一緒に高めることで、優れた効果を生み出します。

 

住宅には多かれ少なかれ「隙間」が存在しています。

 

しかしその隙間が多くあることにより、空気が出入りしてしまいます。

 

空気と一緒に熱も移動してしまうのです。この空気の移動による熱の移動を

 

少なくするための対策が気密対策になります。

 

 

③ 日射取得・日射遮蔽

 

夏のエネルギー消費を高める最も大きな原因が、外部からの日射熱です。

 

この熱を上手に遮蔽することで、省エネ性が上がります。

 

住宅の日射遮蔽性能は、「冷房期の平均日射熱取得率」(ηAC値)(イータエーシー)で示し、

 

数値が小さいほど建物の遮蔽性能が優れている証拠になります。

 

また、日射取得性能は「暖房時の平均日射取得率(ηAH値)(イーターエーエイチ)で示します。

 

数値が大きいほど建物の日射取得性能が優れていることになります。

 

この三本柱を有効的に家づくりに組み込む。

 

そして換気のしやすい間取りを配置する。

 

換気は間取りを工夫する以外に機械換気を利用することも考えられますが、

 

何より気密性能が高くないと室内換気は適切に行われないことを気に留めてください。

 

自然の恵みを活かせる家づくりを目指しましょう。

 

 

これからの生活 オフグリットとは?

 



 

ライフラインの停止は、私たちの生活を一変させてしまいます。

 

森林などの資源はとても多い国ですが、バイオマスなどの森林資源を利用する

 

設備は整っていませんし、電力の自給率は低いのでいまだに石油や石炭、原発に

 

頼らざるを得ない状況です。再生可能エネルギーも送電線などの影響等もあり、

 

実態はなかなか進まない現状です。

 

しかし地球が悲鳴をあげている中、石油や石炭、原発に頼るのではなく、

 

自分の家は自分で発電する電力の自給自足化は私たち個人ができる唯一の環境対策です。

 

また自然災害の多い日本。だからこそいつ何時起こるか分からない自然災害の発生は、

 

電力などのライフラインが止まってしまう可能性が十分に考えられるのです。

 

上のような建物の性能から省エネを底上げすることも、ひとつの方法です。

 

しかしこれからは、新たなスタイルから省エネ生活を考える転換期にきています。

 

 

新しい生活スタイルを オフグリッドな生活とは

 

オフグリットとは、電力会社などの送電線につながっていない状態や

 

電力会社に頼らず電力を自給自足していることを示しています。

 

「グリッド」=送電系統をオフにする。

 

つまりは電線につながない住宅のことです。

 

そういった家づくりをすることにより、万が一の場合でも安定した電源を確保できる

 

スタイルを指しています。

 

住宅をオフグリッドにするためには、三つの方法が考えられます。

 

① できる部分をオフグリッドにし、他は電力を使うパターン

 

② 殆どを自家発電でまかない、部分的に電力会社の電力を使うパターン

 

③ 完全なオフグリッド生活のパターン

 

 

このようにオフグリッドのパーセンテージをどの位に設定するのかによっても、違いがあります。

 

オフグリットを導入するといっても、方法もさまざまです。

 

はじめから全てをオフグリッドに変更することに、不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

ライフスタイルに合わせて、オフグリッドを進めてみるのもひとつの方法です。

 

これからのスタンダードは 太陽光発電+V2h

 



 

オフグリッドと言っても方法もさまざまですが、「太陽光発電+V2H」は大きな可能性を持っています。

 

「V2H(Vehicle to Home)」とは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの

 

自動車に内蔵している蓄電池ある電力を、使用していない時間帯に家庭で利用するシステムのことです。

 

日本は災害も多く、万が一の備えを住宅に活かす家づくりが多くおこなわれています。

 

地震に強い家づくり、災害から家を守る家づくりのための耐震対策などもその一つです。

 

災害時の停電の備えとして、「太陽光発電+V2H」が注目を集めているのです。

 

例えば、太陽光発電の余剰分をEVに蓄えておいた電力を効率的に使用する。

 

電力を使用する場合でも、安価となる深夜電力で充電し、日中のピーク時をEVの電気で補うなど、

 

工夫によって災害時以外でも活用できるのです。

 

今までは太陽光発電の電力を売ることがメインでした。

 

2009年11月に開始した余剰電力買取制度の適用も10年間の買取期間を順次満了していくことで、

 

買取価格が大幅に下がっています。

 

これからは「電気を売るから、ためて使う」時代にシフトチェンジしているのです。

 

 

新たな暮らし方を求めて 鈴木建築がバックアップします

 



 

太陽光発電などのオフグリッド生活、電気自動車を蓄電池代わりにして使用する「太陽光発電+V2H」など、

 

これからの家づくりは大きく変化する時代に突入しています。

 

どんなやり方がいいのか。自分たちに合う方法はどんなものがあるのなど、

 

分からないことも多いと思います。

 

鈴木建築は新たな暮らし方を考えている方の道標になれるよう、

 

しっかりとバックアップします。

 

新たな住宅の可能性を、私たちと一緒に考えてみませんか。

 

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