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2023.12.12

ガラスとサッシのひみつ

素材 冬の対策 結露・カビ対策 断熱・気密(性能)
もし家に一つの窓もなかったらどう思いますか。

 

明るい太陽の光も入らず、空気もこもり。

 

開放感とは正反対の空間になってしまうでしょう。

 

窓と一言で表しても、たくさんの役割を担っています。

 

家にとって窓とは、ただのパーツなどではなく、快適な暮らしを演出してくれる大切なものなのです。

 

今回は住宅の窓にキーワードをあて、ガラスとサッシのひみつに迫ってみましょう。

 

 

窓やサッシの重要性

 



 

今は高気密・高断熱の家など設備の充実した住宅も多く存在しています。

 

夏暑く、冬寒い家に共通する住宅には共通点があります。

 

それは住宅自体に隙間が多く、せっかく調節した空気も外に漏れ出してしまうのが原因です。

 

いわゆる断熱性能が劣っているからです。

 

その中で断熱性能を高めるために重要になるのが「窓(サッシ)の性能」なのです。

 

住宅から熱が外部へ逃げると言われている原因はさまざまありますが、実は窓(サッシ)からの比率は約48%と言われています。

 

約半分が窓から逃げてしまうことになります。

 

住宅の性能(壁や屋根の断熱性能)を上げることも大切ですが、それと一緒に窓(サッシ)の性能も上げなくては効果が現れないということです。

 

<窓の役割とは>

 

● 家族を暑さ・寒さから守る(断熱性能・気密性能)

 

● 家に自然の明るさを提供する(採光性能)

 

● 家のニオイや湿気を循環させる(通風性能)

 

● 家族の生活を雨や風から守る(水密性能・耐風性能)

 

● 家族を危険から守る(防犯性能)

 

● 家の外の音もシャットアウト。プライバシーも守る(防音性能・遮音性能)

 

上のように少し上げただけでも窓(サッシ)の役割はとても大きいのです。

 

また選び方により、より高い性能を求めることも可能です。

 

 

断熱性能にも大きな違いが

 



 

住宅の断熱性能にとって窓の選択はとては大切です。

 

窓に対する意識と知識を変えるだけで、住宅全体の性能は大きく変化します。

 

<暮らしに快適を与える断熱窓とは>

 

窓への対策は必須項目です。

 

窓の断熱性に違いによって空間の快適性は差が出てきます。

 

断熱性の低い住宅は、夏は暑く(約75%が外気から侵入)、冬寒い(約50%が外気に暖かさが放出)家になるのです。※アルミフレーム(複層ガラス)の場合

 

断熱性の高い窓にするためには、樹脂フレームの窓にするのもひとつの方法です。

 

アルミフレームの場合、素材の関係上どうしても熱の伝わりが早い傾向があります。

 

一方樹脂フレームの場合、熱の伝わりが穏やかなため、内外の温度差が高い場合でも温度変化も少なくて済み快適な空間を創造しやすくなります。

 

● アルミフレーム

 

● アルミ樹脂複合窓

 

● 樹脂窓

 

 

上のようにさまざまな種類から選択することも可能です。

 

性能のポイントをふまえ、フレームの素材とガラスの性質を組み合わせることで、断熱性能を高めていきます。

 

サッシやガラスの性能を高めることで、結露も少なくなり、アレルギーの原因にもつながりやすいカビやダニなどの温床も防ぎます。

 

家族が笑顔で健康で過ごす家が、一番大切なのです。

 

※鈴木建築ではアルミサッシではなく樹脂サッシをおすすめしています。やはり効果の違いは一目瞭然なのです。

 

 

 

同じように見えてもいろいろな種類がある

 

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窓は、サッシとガラスで構成されています。

 

上の項目で上げたように、サッシにもたくさんの種類があります。

 

そしてもちろんガラスにもたくさんの種類があるのです。

 

窓ガラスの種類を変えることによって断熱効果や遮音効果、防犯効果、遮光効果など、快適性の他にも安全性の向上などの効果も期待できます。

 

「サッシとガラス」そのふたつがうまくかみ合うことで、断熱性そして機密性の高い家に変化します。

 

<ガラスの種類を知ろう>

 

断熱性や遮音性などの性能の違いなどさまざまです。

 

ガラスの特徴を知り、ガラスを設置する場所や用途によって種類を変えることにより、より快適な住宅を目指しましょう。

 

フロート板ガラス 一般的な平らな板状のガラスです。透明ガラス・単板ガラスとも呼ばれており凹凸がなくないのが特徴です。そのため反対側が鮮明に見えて光をよく通します。
網入板ガラス ガラスの中に網が封入されており、ガラスが破損しても破片が飛び散りにくい特徴を持っています。災害時の安全性が高いので学校や公共施設などで多く利用されています。
すり板ガラス フロート板ガラスの片面をすって不透明に加工しています。表面はザラザラとしているのでプライバシー保護の効果が期待できます。
型板ガラス

(くもりガラス)
フロート板ガラスの片面に凹凸の型模様が刻まれています。表面はデコボコしているので適度な目隠し効果が期待できます
複層ガラス スペーサーという金属の部品を使用して複数の板ガラスの間に乾燥した空気を挟み込んだ製品です。外からの熱の侵入、内からの冷気などを放出するのを防いでくれます。結露が出にくいのが特徴のひとつです。
遮熱複層ガラス 複層ガラスの室外側のガラスをLOW-E金属膜でコーティングした製品です。複層ガラスよりも外からの日射熱遮る効果があります。
 

<窓の種類を知ろう>

 

ガラスの違いに適した窓を選ぶには、窓の特徴も大切なポイントです。代表的な窓を紹介します。

 
横にスライド

する窓
引違い窓 日本の窓で一番多く使われているベーシックな横引き窓です。
片引き窓 真ん中にフレームがないので開放的な空間を演出しやすい窓です。
両袖片引き窓 両側がスライドして開く窓です。
引込み窓 開口部の脇にサッシを収納する窓です。
上下にスライド

する窓
片上げ下げ窓 上下2枚で構成されていますが主に
下側だけが動く窓です。
折りたたんで

開閉する窓
折りたたみ窓 窓を折りたたんで開口部分を全開にできる窓です。
 

その他にもたくさんの窓の種類が存在しています。

 

ぜひショールームなどで実際に見て、体感してみることをおすすめします。

 

鈴木建築ではみんなに合う窓ではなく「あなたにぴったりの窓」をセレクトしています。

 

 

断熱性能だけでは快適性を守れません

 



 

家の空間にとって、窓の重要性・断熱性能の重要性などが大切かを解説してきました。

 

しかし断熱性能ひとつでは空間の快適性は守れないのです。

 

断熱性能と合わせて気をつけたいポイントは「気密性」です。

 

気密性や断熱性は、実際にはっきりと目で確認できるものではありません。

 

断熱性能を示す「UA値」があるように、気密性にも値があります。

 

それを 「C値」と言います。

 

このC値が高いと隙間風が多く室内の環境の変動も大きくなりますが、C値を低くすることでエアコン効率や換気効率なども良く快適な環境を手に入れることが可能なのです。

 

UA値、そしてC値を適正にすることで、快適な空間だけでなく住宅の寿命にも大きく関わってきます。

 

 

あなたの不安に答えるのも、工務店の役割です

 



 

快適な家を作ること。

 

家族が笑顔で、健康に過ごせる家を作ること。

 

これを現実にすることは、言葉にするよりも難しいことです。

 

当然のことながら、家づくりにかけられるご予算には限りがあります。

 

本来、家づくりは希望にあふれた楽しいものです。

 

自分たちだけで悩まずに、こんな家にしたいなど私たちと一緒に考えてみませんか。

 

鈴木建築は「ご予算内で最高の家」をモットーにお客様の夢や希望を実現していきます。

 

ぜひお気軽にご相談ください。

 

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