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2023.12.14

家族の健康を守る 「家の空気」

素材 断熱・気密(性能) アレルギー対策
食べ物や飲み物など、私たちが日々生活で必要としているものはたくさんあります。

 

その中でも空気は、他のものと違い無意識のうちにくり返し、体の中に補給しています。

 

そこで思うことは、食べ物や飲み物は生産地や含まれているものなど気を使うのに、空気には同じように気を使わないのかと。

 

もちろん気を配っている方もいらっしゃるでしょうが、しょうがないからと諦めている方もいらっしゃるでしょう。

 

今回のコラムは「家族の健康を守る 家の空気」というタイトルで、家づくり・家の環境作りでもできる!きれいな空気を作る家に着目してみましょう。

 

ちょっとした心遣いで家の空気も環境も、改善することも可能です。

 

あなたも一緒に空気の質を上げる工夫をしてみませんか。

 

鈴木建築は北名古屋の住宅会社です。ちょっとした工夫で過ごしやすい家に変われるテクニックをご紹介します。

 

 

なぜきれいな空気が必要なのか



ではなぜ、きれいな空気が必要なのでしょうか。

 

春には花粉などのアレルギー物質、暑い夏を過ぎると涼やかな秋が到来しますが、この秋の季節は特に注意が必要です。

 

秋という季節はアレルギー疾患を発生しやすいシーズンと言われています。

 

小さなお子様のいるご家庭では、3歳の秋に小児ぜんそくを発症しやすいとも言われています。

 

そして今の生活を振り返ってみると外にいる時間より室内にいる時間がどうしても長くなります。

 

長く過ごす空間だからこそ、きれいな空気、そして空気の質が問われているのです。

 

 

きれいな空気・空気の質を上げるには



空気の難点は、空気のきれいさは目に見えないことです。

 

きれいな空気であっても、汚れた空気であっても分かりません。

 

だからこそ日々の心がけが大切になります。

 

 

空気清浄機

 

少しでも環境を良くするために、ご家庭で空気清浄機を設置されている方もいらっしゃるでしょう。

 

空気清浄機を使用すると、空気内の粉塵の広がりを抑えられ肺機能にも効果があります。

 

そのためぜんそくなどのアレルギー疾患の予防・軽減にも効果が期待できます。

 

そこで必ず実施してほしいことは、フィルターなどの清掃を定期的に行うことです。

 

汚れたように見えなくても、汚れはついています。日々動かしている設備には必ずメンテナンスが必要です。

 

それは家も同じです。家族の健康を守るためには、重要なことなのです。

 

定期的な換気



汚れの目に見えない空気にとって大切なことは、定期的な換気です。

 

現在の住宅は気密性の高い建物も多いのが現状です。

 

気密が高い分、どうしても空気が自然に入れ替わるという環境は難しくなります。

 

改善するためには、換気扇や窓を開けるなど、換気を心がけましょう。

 

効果的な換気の目安としては、部屋の空気を1時間に半分入れ換えるぐらいが効果的と言われています。

 

その効果を高めるためには、換気と空気を汚す発生源とのバランスに気をつけることです。

 

いくら換気を行っても、それを上回る発生源があっては本末転倒です。

 

家の中の発生源をあげると、結露によってできてしまったカビやたまったホコリなどさまざまあります。

 

換気を行う=発生源を防止する。このトータルバランスが重要になります。

 

またこれから家づくりを考えている方であれば、24時間換気システムなどの住宅の設備を活用する方法もあります。

 

この24時間換気システムは気密性が良くないと、換気がしっかり行われないといわれています。

 

気密性能C値=2.0以上になってしまうと排気する換気が逆流を起こし、給気になってしまったりと、

 

本来の24時間換気システムが稼働しなくなると言われておりますので気密性能はC値=2.0以下、理想は

 

C値=1.0以下(鈴木建築ではC値=0.3)にしたいところです。

 

鈴木建築では、高気密・高断熱の快適性と換気などの健康面へのサポートを考えた家づくりを心がけています。

 

家族の健康を守りたい、アレルギー疾患の家族がいるなど、家づくりでお手伝いできることであれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

家づくりからサポートさせていただきます。

 

 

換気を良くすると上がること



きれいな空気は家族の健康の礎になります。

 

室内で生活しているとどうしても二酸化炭素濃度が上がり、空気が汚れてしまいます。

 

きれいな空気に入れ替えるために手っ取り早い方法は、やはり換気です。

 

換気をして部屋にたまった二酸化炭素の濃度を下げることにより、学習効率の向上にも効果があると発表されています。

 

東京大学名誉教授でIBEC(建築環境・省エネルギー機構)の理事長でもある村上周三氏の研究結果では、換気量をアップさせることで暗記系科目も論理系科目も学習効率がアップするとの結果が発表されています。

 

しっかりと換気を行った環境でテストを行った場合、5~9%も向上したそうです。

 

換気をすることだけで結果がということではなく、たかが換気と侮らず、しっかりと環境を整えることの大切さを実感させられる研究結果です。

 

 

睡眠時間にも変化が訪れる

 

空気の質は睡眠時間にも変化が訪れます。

 

アレルギー疾患とひとくくりでまとめていますが、いろいろな症状があります。

 

そしてその症状も疾患の違いによって症状の出やすい時間帯があるのです。

 

例えばじんましんであれば夜に症状が出やすく、ぜんそくなどの呼吸器系は明け方、鼻炎などは夜から朝と言われています。

 

症状が強く出ることにより、睡眠時間はもちろんですが睡眠の質にも関わってきます。

 

今はそうでなくてもいつアレルギー疾患に悩まされるようになるのか分からない時代です。

 

大きな症状はでなくても半数近くの人が少なからずアレルギー疾患のような悩みを抱えていると言われています。

 

睡眠時にしっかりと空気環境を整える・気を配ることで持病を悪化させない、予防する可能性は高まります。

 

 

家づくりからできる!睡眠サポートも

 

寝室など長い時間過ごす部屋など、その部屋に使用する素材によっても違いが出てきます。

 

住宅の壁材などに多く使用されているビニールクロスなどは静電気がたまりやすい素材です。

 

その静電気に引き寄せられ、ホコリが密着してしまいます。

 

自然素材の漆喰などは静電気が発生しても放電率が良いのでホコリが付着しにくいのです。

 

そして自然素材の無垢材など自然の香りも睡眠を誘う効果があります。

 

自然素材もいろいろな種類があり、いろいろな特徴を持っています。

 

住宅の素材ひとつでも、環境は変えることが可能です。

 

その素材の特色を家の作りに活かすこと。これが家づくりからできる最大のサポートです。

 

今回はきれいな空気を作ることで、空気の質も、生活の質も変化することをご紹介してきました。

 

家から一歩外に出れば、排気ガスやPM2.5などの汚染物質など、厳しい環境の中で過ごしています。

 

自分たちがくつろぐ家だからこそ、きれいな空気でゆったりと過ごせる環境を整えましょう。

 

鈴木建築も一緒にお手伝いします。

 

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