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2023.12.19

ウイルスに負けない環境を家づくりから考える

スタッフブログ アレルギー対策
2019年の終わりに新型コロナウイルス感染症というウイルスも発症し、

 

驚異的なスピードで世界を飲み込みました。

 

こういったウイルスなどの感染症を含め、

 

私たちの解明できていないものはまだたくさんあります。

 

慢性的に喘息やアトピー皮膚炎などたくさんの症状に、

 

悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

今回は家づくりからできることをテーマに、

 

「住宅からウイルスに負けない環境づくり」にクローズアップしてみましょう。

 

家づくりですべてをカバーすることは不可能ですが、

 

過ごしやすい環境をサポートすることは可能です。

 

家族が笑顔で過ごせる住宅を目指して!北名古屋の工務店 鈴木建築よりお届けします。

 

 

ニュアンスの違いを知ろう

 



 

私たちが健康的な生活を送るためには、

 

身の回りを清潔に保つことはとても大切です。

 

日常的に過ごしていると気が付かない場面も多くありますが、

 

私たちの周りには清潔を保つためにさまざまな対策グッズもたくさんあります。

 

一方そういった対策グッズは、製品によって

 

「除菌」「抗菌」など表現も似通ったものも多く、

 

どんな効果があるのか分からず使用している側面があります。

 

ここでは、その違いを解説していきましょう。

 

 

「除菌」と「抗菌」の違いは

 

対策グッズでもよく目にする「除菌」「抗菌」。このふたつを比較してみましょう。

 
「除菌」とは 「抗菌」とは?
除菌は字の通り、「菌を取り除く」役割を果たしています。「殺菌」することでも除菌につながりますが、医薬品や医薬部外品でしか殺菌は使用できない決まりになっています。

例えば、食器用洗剤や洗濯用洗剤、アルコールスプレーなどに使用されています。

除菌は、グッズを使って私たち自身が快適な環境を作り出す手助けをしてくれるイメージです。
抗菌は菌を排除するというより、ついてしまっても「菌の増殖を抑制する」効果を表しています。抗菌を施すことにより、菌が住みにくい環境を作っているのです。いろいろな製品が抗菌仕様となって販売されています。

例えばトイレなどの大きなものから、ボールペンなどの小さなものまで、多種多様です。

抗菌は、対策されたグッズを生活の中に組み込み、快適な環境を創造するイメージです。
 

※「除菌」や「抗菌」は薬機法による規制がないため、いろいろな製品に使用できます。

 
このように同じように思えることでも、少しずつ役割も効果も変化します。

 

内容をしっかりと把握することにより住宅内でも効果的に活用することができます。

 

快適な環境を高められる建材とは

 

私たちの周りには生活を快適に、清潔に保ってくれるものがたくさん存在しています。

 

今は建築素材の中にも、抗菌の効果を持ったものも販売されています。

 

適正で安心できる抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及のために

 

メーカーや試験機関が集まって出来た団体も存在しています。

 

「SIAA(抗菌製品技術協議会)」は、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品に関する

 

品質や安全性のルールを整備し、安心して使用してもらえる製品に安心のシンボル

 

SIAAマークを認証するなどの動きもあります。

 



 

このマークの製品が全ての菌を防いでくれる訳ではありませんが、

 

目に見える安心感もあります。製品選びのひとつの方法かも知れませんね。

 

私たちの生活に中には、気づかないうちに抗菌の効果を持った製品があります。

 

 

素材選びひとつで ガラッと変わる環境と彩り

 



 

家を取り巻く環境は、日々変化し続けています。

 

家の基礎となる構造や快適性を高める設備など、日々開発研究され、進化を続けています。

 

清潔を保つ、快適性を保持するという部分では、

 

日本は昔からさまざまな素材を活かして家づくりを行ってきました。

 

環境に優しい自然素材もうまく活用することで、家の環境をガラッとさせることも可能です。

 

昔から使われている住宅素材にも、スポットを当ててみましょう。

 

 

健康に害になるものを防止する効果も 珪藻土

 

自然素材の中でも天然素材で調湿性能に優れていて、室内の空気を清潔に保ってくれる素材です。

 

アレルギーの原因にもなるシックハウスなどの物質の除去にも有効的で、

 

熱伝導率が低いという特性を活かすことで冷暖房効率をアップさせる効果も期待できます。

 

健康にも、家の寿命にも大きくかかわってくる結露の防止にも一役買ってくれる優れた素材です。

 

 

ウイルスの力を弱める環境づくりに 漆喰

 

昔から日本家屋でも多く使われてきた漆喰は、別名「呼吸する壁」とも呼ばれています。

 

特に保湿作用に優れ、湿度の高い状態の時は余分な水分を吸い取り、

 

逆に湿度が低くなると水分を放出する特徴を持ち合わせています。

 

表面の細かな穴で湿気をコントロールし、梅雨時期などジメジメした時期にも

 

快適な空間を創造してくれます。耐火性・防火性能にも期待の持てる素材です。

 

 

自然の力の結集体 木材

 

天然素材である無垢材などは、家の空間に活用することで空間内の空気を

 

キレイに保つ効果が期待できます。

 

自然木材の香りや肌触り、温もりなど、自然の木を多く使用することで、

 

心の健康にも大きく影響を与えてくれます。

 

例えばお風呂の素材として使用されるヒノキやヒバは、木材に含まれる

 

抗菌・抗カビ物質が木材の耐朽性に大きくかかわっているのです。

 

ヒノキの葉および材からの抽出湯は、院内感染の原因となるメチシリン耐性

 

ブドウ球菌(MRSR)に対して抗菌作用を持っています。

 

長く愛され使用されてきている素材を家づくりに取り入れることで、

 

家の環境をグッとあげることもできるのです。

 

 

 

 

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