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2022.09.01

北名古屋の快適住宅を目指す 断熱性の高い住宅とは

断熱・気密(性能)
2019年に発症した新型コロナウイルス感染症は、日本だけでなく世界中で猛威を振るっています。
冬にはインフルエンザやノロウイルス、春には花粉症。

ジメジメした湿気からくるカビなどのアレルギー性の疾患など、私たちは日々いろいろな病気に侵される可能性を含んでいます。

特に日本は自然豊かな恵みも多く、春夏秋冬といろいろな季節を楽しむことのできる世界でも珍しい国です。

一方住宅面ではその四季に応じて変わる環境に耐えられる家づくりが必須となります。
今回は快適な生活を送るために、断熱性能に着目してみましょう。

断熱性能が低いと私たちの暮らしには、どのような変化が訪れるのでしょうか。

家の断熱とはどのように守られているのでしょうか。

家族の健康を守る家づくりのために、知っておきたい情報です。

断熱 そして気密とは

断熱性というキーフレーズで、家が温かくなることなんだろうと想像する方も多いのではないでしょうか。

断熱は決して冬だけに必要なものではありません。
家づくりで大切になるのは、トータルバランスです。

家のデザインだけでも、間取りの広さだけでも、良い家が建つとは限りません。
目に見えるデザインや間取りの他に、断熱性・気密性・安全性など、さまざまな要素がうまくマッチングすることにより、家の良さをさらに引き出します。

なぜ家づくりには断熱性能が重要なのでしょうか。まずはここから解説していきましょう。

世界に比べて日本の家は寒いという現状

新型コロナウイルス感染症で聞き覚えのあるWHO(世界保健機関:World Health Organization) は、スイスのジュネーブに本部があります。新型のウイルスなどに対する指針の決定や情報発信など「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関になります。

WHOが推奨する冬の室内の温度は18度以上が望ましと世界に発信しています。(「WHO 住宅と健康に関するガイドライン:2018年11月発表」)

世界の先進国では約18度~23度に保つ規制が敷かれている国もたくさんあり、日本と違い厳しい罰則のある国もあります。

一方日本では室内でも温度差の激しい空間が多い、寝室や脱衣所に関しては約9割が18度に達していないなど、世界に誇れない現状があります。

断熱性を高め、一緒に気密を高めることで家の快適性はグンと変化します。
例えば同じ条件下で住宅を建て室温を同じ20度に設定した場合、人間が感じる体感温度は違ってきます。

断熱性能の優れた家とそうでない家では、約3~4度、体感温度は変化すると言われています。

なぜそうなるのか。それは断熱性能が低い家は壁の表面温度が低くなるため、体感温度が下がるのです。

体感温度≒(壁の表面温度+室温)÷2 という公式が成り立つため、上記のように体感温度が下がるのです。

詳細はこちらをご覧ください。

この体感温度が下がると体温が下がり、風邪などの病気を引き起こします。
こうなると免疫力が低下するので今騒がれていることのようになります。

家にいることが多くなるであろう未来においても住まいの環境を整えておくことは急務であると言えます。

断熱性能を高めた家づくりをすること。
合わせて気密性にも優れた家づくりをすることで、冬は温めた熱が逃げにくい、夏の室内の涼しい空気が外に逃げない空間を創造することが可能になるのです。

気密性能が高いのは3密の状態になるのではと思われるかもしれません。
ただ、気密性能が高いと24時間換気の換気能力が高まるため、室内の空気は綺麗に保たれるのです。

気密性能が低く(C値が2.0以上)になると24時間換気の排気の換気扇は逆流を起こす実験結果があります。
逆流するとは排気するはずの空気が排気されずに室内にとどまってしまうので室内の空気が汚染されてしまうのです。

こうした観点から建物の気密性能は高くないと適切に換気されないのです。

室内の空気が汚染されるとはどういうことでしょうか。

わかりやすい例でいえば、家族で密閉された状態の車の中が良い例です。
黄色の矢印のマークは外気を入れない状態ということです。

つまり密閉されているということです。
こうした状態で家族4人で窓も開けずに長時間ドライブするとどうなるでしょうか。車内は二酸化炭素濃度が上がり、頭が痛くなる症状が出てくるはずです。私も小さい頃経験があります。

空気が汚染されるということはこんなことなんです。

一般的には二酸化炭素濃度が高くなるということですが、今回のようにウィルスが空気中に浮遊しているということも空気が汚染されていると言えますね。

窓を全開すればそれは防げますが、何回も窓を開けたり、閉めたりは出来ないですよね。

そうした意味で換気はとても重要なのです。

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